「流山・空き家を生まないプロジェクト」は、千葉県流山市を拠点に、空き家の発生を未然に防ぐための啓発活動や地域連携を行う団体です。住まいや不動産に関する情報提供を通じて、空き家問題の根本的な解決を目指しています。地域の専門家や行政とも連携し、流山市の安心・安全なまちづくりに貢献しています。 詳しくは 公式サイト をご覧ください。
「Enjoy Life Care太田さんと空き家を生まないプロジェクト石射さん対談インタビュー。
第二回目は、実際の活動エピソードや感じた想いなどをお聞きしていきます。
石射さん:親の家についてこども世代が相談するということがあります。
親の方が施設に入られてしまうのですが、周りのお子さんたちはもう流山には住んでいない。
それで持ち家が空き家になってしまうので売却したいっていうようなお話は実際に来ていますね。
お子さん世代からの相談、20〜30代の人はあまりいないですけど、40〜50代くらいの方からはあります。我々のチームの中に司法書士の先生もいるので、相続の時の事務の相談を受けてくださったり、後見人といって、事情があって判断が難しい方の意思決定をサポートする、代わりに行う方を立てて裁判所に申し立てるなど、そのようなことも対応しています。
石射さん:漠然と突然始めたというか、空き家に対する何かアクションをしたいなという思いから始めたんですけれど、太田さんも含めて皆さんが声を掛けた時に、拒絶することなくコンセプトに
納得していただき、スムーズに関わってくださったことにまず驚きましたし、ありがたいなと思いました。
イベントにいらっしゃった方も必要性ですとか、共感してくださる方が一定数いるなと感じることができましたので、それが継続して活動していく励みになるなと感じていますね。
太田さん:市民団体として活動する理由は、営利目的で活動するものではないので市の施設を使えたり、市民祭りには無料で出店できるというところがあります。
市民の方にはどういうニーズがあるのか、まずはそこをすくいたいと考えていまして、地域課題として何があるのかを知りたいというところと、市民祭りにはたくさんの方が来るのでいろいろな人に認知されやすいメリットもあります。
他には、市のほうでお知らせを載せてもらえたり、センターから講演の依頼をお願いされたりと、そのような市とのつながりがしやすいというところがありますね。
太田さん:市民祭りなどでは、いきなり「終活」だと本当に目的のある人しか来てもらえないので、まずは子ども世代が楽しめるものを用意して、そこから親が自分もやってみようかなと思ってもらい、「終活のこういうことをやってる団体です」と知ってもらう方法を取っています。
「こどものことを備えてから、初めてママが自分のことも考えるようになる」ということもありますし、「鍵を忘れた」「親の急用で家に入れない」という緊急の時に使うものをお守りポーチに入れておく、ということも一つの備えなんですよ。
「終活」は実際に人生の備えをするんだけれども、その手前の「こどもの備え」は特に興味を持ってもらいやすいですね。
太田さん:イベントをやると漠然としていた中で見えてくるものがありますね。
石射さん:セミナーには、毎回20名くらいの方が来てくださっていますよね。
太田さん:そうなんです。そうなんですけど、その人数だと時間が足りないなどであまり個別の深い話ができなくなってしまうので、今、少人数にしていこうと考えているところなんです。
「終活」というものは、講習のように皆に話すというものよりも、人によって問題がそれぞれ違うものだから、一人一人にフォーカスしていきたいですし、個別のフォローをすごく求められているんじゃないかなって感じていますね。
高齢の方が参加していただいた時も、自分の考えはあるけれど、なかなか行動に移せない。
そういった想いを話され、解決につなげてほしいという声を多くいただいていますので、「流山・空き家
を生まないプロジェクト」チームと一緒に解決策を考えていけたらいいなと思っています。
対談インタビュー2回目では、活動のエピソードや感じたことをお伺いしました。
次回はお二方が流山で活動をしている理由や流山を選んだきっかけなどをお聞きします。
<利用上の注意>
本コンテンツは、配信日(2025年4月7日)時点の情報をベースにしています。本コンテンツは、行政との提携や専門家による内容についてのレビューを受けたものではありません。ご自身の判断により、参考情報としてご利用ください。
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